あたたかい日差し

昨日なんとなく仕事をする気になれなかったのでいっさいを投げ出して、本をずうっと読んでいた。読書向きの日だったのか、文字がするすると頭に入っていった。読んでいたのは武田砂鉄「マチズモを削りとれ」、國分功一郎「目的への抵抗」、安部公房「燃え尽きた地図」。友人を実利の範疇で判断しては行けないと昔読んだ本に書いてあったが読書も同じで、年間何百冊だとか、知識を本から得ようみたいなことは自分にとって重要ではないので、ひたすら文字を目で追う。気に入った本は繰り返し読む。好きな言い回しを自分でも使ってみる。読んだ本について友人と話す。こっちの方がはるかに大事だ。

 

友人の勧めでガイ・リッチー監督のロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズを見た。展開とお話がとにかく面白い。登場人物の表情と音楽が良い。静止画になってナレーションが入る演出、今の映画の中ではあまり主流ではないけど自分はかなり好き。登場人物も多く同時進行でいろんな軸が進んでいくのに見る人に全体を理解させる力がすごいと思った。北野たけしはアウトレイジ制作の際、各登場人物の死に様から先に構想していったと何かの媒体で読んだことがあるが、今振り返るとこの映画もバイオレンスシーンが通り一遍ではなくどれも新鮮に感じた。

 

関連してこないだアットザベンチという映画を劇場で見た。昨年から話題になっていた映画だ。第2編について、会話が特に面白くてげらげら笑った。濱口竜介の偶然と想像みたいな、状況と会話の内容がとても笑えるというやつ。映画を見ていて冷めるのは、映画の中ではおもしろいとされている状況に対してこちらの視聴者は全く笑ってないことだ。けどこの映画はセリフと間が巧妙に作られているのが伝わって良かった。

第1編と第5編が繋がっていたんだけど、最後はロマンティックラブイデオロギーに帰結したのでがっかりしてしまった。こうして古典的なジェンダー規範が維持・強化されていく。物語の主軸で、性と愛を一緒に描くのはやめてくれと思う。映画館って逃げ場がない。例えばキスやセックスのシーンが始まると毎回自分は目を瞑ってはやく終わってくれと脳内で唱え続ける。弱者に厳しい現代社会で生きている自分はその合間を縫って映画館の席に座りほっとする。そうして始まった映画の中でそれを見せつけられる絶望ったらない。

 

最近はこころがずしっと重たく外を歩いていても湯船の中にいても虚ろでなんだかかなしい(自分のブログを見返すとかなしいとかつらいということが繰り返しかかれている)。生きている感覚が希薄。自分は今日までとどこかで思って生きている。たまに本や映画を見たりして過ごす。ナミビアの砂漠という映画で河合優実が、映画なんか見て何になるんだよと言っていた。もしかしたら映画や本を通して自分という主体を規定しようとしているかもしれない。時間をいたずらに消費しているだけかもしれない。物語という形のないものに全体重を預けてよりかかりたいのかもしれない。

 

愛とは時間と訓練を積んでようやく獲得できる技術だと精神科医エーリッヒフロムが本で書いていた。誰もが自然に、いつのまにか身につけているものではないのだ。それを手に入れる前に自分は去るかもしれないけれど忘れないでいようと思う。

 

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40 acres and a mule

ハーフタイムショーでケンドリックラマーが圧巻のパフォーマンスをしていて、とても感動した。性は二つしかないと発言したトランプ大統領も来ていたスーパーボウルでの彼のステージでは、黒人差別は終わっていないぞと突きつけるリリシズムと音楽の力強さをこれでもかと突きつけられた。SZAと一緒に歌ったAll the starsは映画ブラックパンサーの主題歌だし、亡きチャドウィックボーズマンを思い出したりした。

 

去年3月に岩手の実家から東京の隅っこへ移住。専業翻訳者として東京で約1年間一人暮らしができたので、振り返ろうと思う。

翻訳に飽きたとき

やってよかったこと

・取引先への訪問

現在やりとりしているたった一つの会社に実際行ってみようということで勇気を出してアポをとり、秋に関西方面にある取引先の支社を訪れた。一年以上仕事させてもらっているがメールと電話でしかやりとりしたことがなかったので緊張した。上下スーツが好きではないので黒の細めニットと、バレンシアガのルーズフィットパンツ、3XLスニーカに一本のきつめ三つ編みで行った。大好きなコムデギャルソンのコンクリートもふった。ビジネスの場に合っているかわからないけど自分なりの一張羅だしこれでいっか。無事に面談を終えた。とっても良い方達だった。実際に対面したことでそのあと仕事するときにも顔が思い浮かび「この人たちに迷惑かけたくないな」と一層身が入ったので訪問はやってよかったと思う。

・大手のトライアルに合格

6月ころに一週間手持ちの仕事がないときがあって、かなり不安になった。もしかしてもう仕事がもらえないのでは...?前回納品した成果物におおきなミスがあって社内で今後発注をやめようという話になっているのでは...。というわけで求人を見ていろいろ履歴書を送りトライアルを受けてみた。この感じが懐かしい。そんな中なんと大手の翻訳会社のトライアルに合格。自分の翻訳力が認められた気がしてうれしかった。トライアル後にも課題の提出が必要で、その準備をしつつメインの取引先との仕事を並行でやるのが大変だったけど、取引先が増え安定する未来が見えて浮かれていた。そんな中で、ある異変に気がついた。やりとりしてた課題の担当者から発せられる幾多のマウントトークと高圧的な言葉から、翻訳者を軽視しているかも...と感じたのだ。結果的に課題で落選し本契約には至らずお祈りメールが届いたのだが、結果的にこれでよかったと思った。普段やりとりしているメインの取引先の人たちの丁寧な対応が相対的に浮き彫りになり、これまで気づかなかったことを再認識できたから。良い経験だった。

・単価交渉

秋に会社訪問した後や大型納品を終えた後くらいに、マネージャさんから「校正担当がミスの少なさに驚いてましたよ」と教えてくれたり、クライアントから高品質だと謝礼メール(excellentと書いてあった)が届いてますよと教えてくれるようになった。こういうまめな連絡をくれるところも自分のことを理解してくれている人たちだなあと思う理由のひとつで、つくづくこの会社と契約できて自分は幸せものだ。というわけで役者は揃ったので、冬に思い切って単価交渉のメールを送った。本社で協議をして二週間後にメールがくるとのこと。とても緊張する...。この会社との契約が打ち切られたら自分の生活を担保するものは何もなくなるため、この交渉はとても勇気が必要な提案だった。

協議ってこんな感じでしょうか

すると一週間後に本社の統括マネージャさんから連絡があり、無事単価を上げてもらえることになった。普段やりとりしている支社のみなさんが「いつも高品質な翻訳を納品してくれています」と本社に報告してくれていたみたいで、嬉しかった。映画の終盤で各地に散らばった友人たちが駆けつけて一斉に助太刀してくれる、みたいな感じ。

・経費は会計ソフトでその日のうちに入力

これは起業してから欠かさずやっていることだけど、余計大事だなと思った。家賃や電気代を家事按分でする場合は、支払い記録を紙で残すことも大事。逆説的にいうとこれらを日頃からやっておくと所得税と消費税の確定申告はとっても楽だ。

今年やりたいこと

・人と会って話す

月曜から金曜まで部屋に一人なので、基本人との会話が不足している。仕事中はひたすらラジオを聞いていて、それはそれで楽しいんだけど。自分から連絡とって友達を誘うのが本当に苦手で、今後もきっとそうなんだろうけど今年はたくさん自分から声をかけたい。でないとメンタルヘルスが悪化してしまうのが目に見える。

・本と映画をたくさんみる

毎年相当数見ているけど今年もたくさん見たい。映画だと昨日劇場で見た「野生の島のロズ(THE WILD ROBOT)」が良くて、涙がホロホロでてきた。ルピタニョンゴ(「アス」「ブラックパンサー」)やマークハミル(「スターウォーズ」)の声優も名演で、素晴らしい。本だと、芥川賞受賞作安堂ホセの「デートピア」がよかった。ミックスルーツの子が一方的に人権を蹂躙されるグロテスクさについて、見たことない角度で描かれてあり膝を打った。それと去年10月〜12月でアルバムのレコーディングをしたんだけどその期間に触れてよかった本と映画のメモがあるから以下に記載する。

【映画】
ゆきゆきて神軍(1987)原一男
マルセル 靴を履いた小さい貝(2021)ディーン・フライシャー・キャンプ
ザ・ホエール(2022)ダーレン・アロノフスキー
ぼくのお日さま(2024)奥山大史
SUPER HAAPY FOREVER(2024)五十嵐耕平
HAPPYEND(2024)五十嵐耕平

【本】
仮面の告白(1949)三島由紀夫
灯台へ(1927)ヴァージニア・ウルフ
愛と差別と友情とLGBTQと(2021)北丸雄二
すべての、白いものたちの(2018)ハン・ガン
家畜人ヤプー(1970)沼正三

 

今年もすこやかに生きるぞ では

brat

胸が窮屈。最近とても苦しい。今日は10時くらいまで眠って、目が覚めてからも身体が動かなかったからしばらく天井を見つめたり目を瞑ったりしていた。そのあと湯を沸かしてコーヒー飲んだりドラクエ3のレベル上げをしながらm-1について芸人さんが語る動画を隅々まで見たりした。

昼過ぎになったので電車にのり坂口安吾の白痴を読みながら中野へ向かう。ラーメンを食べた後、まんだらけブックファーストに訪れて本の吟味に時間をかけた。まんだらけには澁澤龍彦の本がかなり揃っててよかった。結局ブックファーストで品田遊さんのエッセイを購入。近くにあるヴェローチェで時間をかけて読んだ。フォロワアさんたちに教えてもらった本、早く読まねば。

その後高田馬場濱口竜介の映画を見る予定だったが身体と頭が鉛みたいに重かったので早々に帰宅。メダカちゃんに餌をあげて再度ラジオを聴きつつドラクエ3を進める作業に戻る。

お金の心配なんかに1秒も人生の時間をかけたくない。自分の中の拝金主義を打ち壊すため試しに24歳の時ヨウジのコートをプロパーで買ったことがある。結局いまもくよくよ悩んでいて本当に自分が情けない。

今スタミナパンと十九人のポッドキャストをそれぞれ聴きながらこの文章を書いている。あらゆることが死への不安を先送りしているに過ぎないように感じる。厭世主義からいい加減抜け出す。ダウンジャケットに最近興味を持っていろいろ見るけどアウターはどれもダサくてピンとこない。防寒だけで遊びがない。

つぎはぎの太ルーズなデニムパンツ、赤白ピンクチェックのギャルソンマフラー、オムプリュスのエアマックス97、畳むと音符になるミヤケのバッグという良すぎる服装だったのに今日も誰とも会わなかった。せめて文に記録することで昇華できますように では

blueprint

低気圧かなんなのかわからないが胸がずっと苦しいので文章に起こしてみることにする。自分なりの治療法である。いまはというと夏真っ盛りだ。さっき久石譲のsummerを聞いて思ったんだけどこれだけ気温が高くても、みんなこころのどこかで夏がすきなんだと思う。それはなんだか生き急いでて、エネルギーに満ちていて、剥き出しで取り返しがつかない一過性のものだったりする。汗をかくからといって手を抜いた服装にならないよう、とっておきのティシャツとぼろぼろワイドデニムと特別なくつを身につけるようにしたい。自分のことを守るためでもある。機能を重視するとどうしても大量生産の既製品、日常で着やすいリアルクローズになってしまいがちで自分の場合そう言った服に身を纏うとどんどんナーバスになってダメになっていく。コムデギャルソンやバレンシアガを着るのは他でもない自分を大事にしたいから。川久保玲とデムナヴァザリアのもつ価値観や視線に自分は共鳴しているのでそういった服たちは身につけなくても部屋にあるだけで自分をエンパワメントしてくれる力強い存在だ。

 

最近多くの本を読んでいる。毎日ラジオでニュースをチェックしている。パレスチナのこと、ウクライナのこと、沖縄米兵の性暴行事件のこと、アメリカ大統領選のことについてずうっと考えている。その一方で、自分の仕事が来月なくなるのでは…といった不安に駆られながら目の前の仕事に取り組んでいる。二つのことが同時にできないけど、やらなきゃいけない状況になってて、いまなんとかやっている。もうすぐ専業翻訳者として仕事をもらえるようになって1年。ストレスを溜め込まないようにいろいろ誤魔化しながら音楽聴きながら、部屋を歩き回ったりストレッチしたり寝っ転がったりしてやってる。こないだ郵便受けをみたら低所得者支援センターからの封筒が入っていたので、誰が低所得者や!と思いながら中を見たら住民税非課税世帯にはいくぶんか支援金を出しますとのことだった。なんとかこの夏はのりきれそうです。今日をまず生き延びる。

 

言葉にすることについて、自分の中でいまのところ結論が出ている。コミュニケーションについていうと言葉にしても伝わらないこともあるのだからひたすら言葉にすることが大事だ。もちろん時間の経過とともに醸成される言葉もある。その一方で失われていく物も多い。だから言葉にすることで、記憶が鮮明なうちにもやもやとか自分の痛みの輪郭をはっきりさせるのだ。自分は誤解されることがこの世で一番嫌いだからたまに言葉にすることが怖くなる。そういう状況でもひたすら言葉にしたほうがいいって最近は特に思う。言わなくても伝わるだろう、という思い込みがいちばんタブーだ。相手に伝える前に自分の中でメモ帳を使い言葉にしてまとめるようにしている。作詞についていうと、完璧な表現を思い描いてペンを握るとなかなか進まないから、断片的でもいいから書き出すことが大事だ。文字がむつかしかったら絵とかイメージとか〜な感じ、みたいなのでも良い。それでもすすまないときはいまはそういう時期と割り切ることも大事だ。6ヶ月歌詞が書けなかった期間をはさんでこないだようやくすらすらと書くことができたときはすごく嬉しかった。発展途上を楽しむ余裕も時には重要。では

Penguin

フリーランスの専業翻訳者として生活しています。備忘録としてPC周辺機器、使っている辞書、英語力向上のために役立つものについて書いてみます。

PC周辺機器

ノートパソコン Lenovo IdeaPad L3 15ITL6

●OS:Windows 10 Home 64ビット 日本語版
●CPU:インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
●グラフィックス:インテル Iris Xe グラフィックス
●ディスプレイ:15.6型ワイド 1920x1080ドット フルHD
●メモリ:8 GB
●HDD:1TB 
SSD:256GB 

去年2月21日に130000円で購入。起動が早いし発熱も少ないです。高負担の動作をしていないのもあるけどいまのところフリーズしたり再起動しないといけないみたいなのも一度もないです。かなりおすすめ。ですがこれ1台では故障した場合に不安なので、そろそろデスクトップ購入を視野に入れたいです。

Wifi ソフトバンクエアー

約半年前に導入。工事不要かつコンセントを挿すだけで安価に使えます。LANケーブルでルータとPCを繋いでいますが、頻繁に不安定になるのであまりおすすめしません。光回線に切り替えたいです。

プリンタ brother DCP-J1200N

去年1月19日に27500円で購入。買って1,2ヶ月でインクがでない故障が発生し工場へ返送して修理してもらいました。Wifi環境が弱いということもありますがPCとの接続が不安定です。大きい不安はいまのところないので、インクや用紙の交換は簡単だし最初の1台には良いかなと思います。

辞書

大修館書店 ジーニアス英和辞典 第3版

電子辞書に収録されている学習英和。知りたい情報がぱっと目に入る親切な辞書。語学初心者にもおすすめです。

小学館 ランダムハウス英和大辞典 第2版

iOSアプリのセールで購入。学習辞書ジーニアスに比べてこちらは語数・成句が圧倒的に多いです。会社員時代に周りの翻訳者も愛用している人が多く、プロから信頼される英和辞書だと思います。通常価格は6200円(2024年5月現在)しますが毎年セールをやっているので安く買うのがおすすめです。

Merriam-webster

ネットで誰でも無料で使える英英辞典。アメリカ最古の辞書出版社。訳例や派生語なども多く載っていて非常に便利。英英辞書を意識的に活用できるようになると英語学習者としてすごく良いと思います。

英語力向上のために役立つもの

自分が持っている英語資格は英検準1級、TOEIC950、中学高校英語教員専修免許です。学習法を紹介するには少し中途半端かもしれないけどだからこそ語学初心者により近い目線で紹介できると思います。語学を志す仲間が一人でも増えるとうれしいです。主にリーディングに特化したものを紹介します。

The Japan News

読売新聞が発行している英字新聞。図書館(その図書館にもよります)にもおいてあるしローソンなどで150円で販売しています。平易な英語で書かれていておすすめです。後ろから2ページ目の毎週金曜に掲載される「スピーチを読み解く」は日本語の解説もあり時事も学べてかなり良いので、最初はこのページだけ読んでも良いかもしれません。また英訳コンテストが月一回くらいの頻度で掲載されるので応募すると力がついて良いと思います。日本の主な英字新聞として他にThe Japan Timesというのがあるけれどこちらの英語は少し難しいので英語力がある人は挑戦してみるのをおすすめします。

自分は会社を辞めてから1年間くらい仕事がなかったのでほぼ毎日図書館に通いThe Japan Newsを読みました。辞書を隣において最初は1面だけ。少しずつ読むページを増やしていき、おかげでまとまった英語を読む体力がつきました。現在も図書館に通い英字新聞を1面から気がすむまで時間かけて読む習慣を継続しています。

洋書

A24の映画が好きなので、Call Me By Your Name(君の名前で僕を呼んで)やOn Earth We're Briefly Gorgeous(地上で僕らはつかの間きらめく)を自分は読みました。他にもWonder(ワンダー 君は太陽)やA Dog's Purpose(僕のワンダフルライフ)も読みました、この2つは特に平易な英語で書かれているのでおすすめです。映画を先に見て情景を頭に入れてから読んでもいいし、翻訳された本を先に読んでから原書にとりかかるのもおすすめです。最初から読み切るつもりで読まなくても大丈夫です。途中で投げ出しても良いのです。また読む気になったら取りかかれば良いと思います。上下巻がある場合は上巻を翻訳書、下巻を原書で読んでも良いと思います。これは村上春樹さんが以前紹介していた語学法です。

本格的なやつでなくとも、ペンギンブックスやいわゆるリーダーズと呼ばれる多読向けの本は、最初からレベル分けされていて、語数や頁数も少なく挿絵があったりして「まず1冊読み切るぞ!」という方にはおすすめです。オズの魔法使いやアリスインワンダーランドなど慣れ親しんだものが多いのも長所です。辞書なしで読み進めることができる英語レベルの洋書が現在の自分のレベルにあったものだと自分は思っているので、まずは簡単なものから取り組むと良いです。

洋画・ドラマ

これはストレスなく英語表現に触れることができる最も一般的な方法だと思います。いきなり字幕なしで見るのはハードルが高いので、まずは字幕ありで見ることをおすすめします。自分が特に好きな海外ドラマは、A24製作・ゼンデイヤ主演のEuphoriaとルカグァダニーノ監督のWe Are Who We Areです。両作とも、登場する人物が自分のジェンダーアイデンティティに揺れて自分の生き方や周りとの関わり方に悩みます。音楽やファッションが好きな人にも非常におすすめです。

他にもBreaking Bad, Better Call Soulシリーズや、Game Of Thronesシリーズ、Last Of Usなど好きなドラマには枚挙に遑がないです。

まとめ

語学上達に答えはないので、自分にあったやり方をまず見つけるのが良いと思います。4技能は相関するため、例えばリスニングをやればリーディングも伸びるし、ライティングをやればスピーキングも伸びるということを意識して自分は語学に励んでます。院生のときに教授に「英語の夢を見るまで勉強をしなさい」と言われそこから勉強をし、これまで何度か英語の夢を見ました(見れたときは嬉しかったです)。ですがまだ道半ばです。最後に語学の副読本として北村紗衣さんの「英語の路地裏」という本をおすすめします。これは演劇や音楽、洋画にでてくる面白い英語表現を紹介している本です。どんどん寄り道して英語を学ぶと、楽しく継続していけると思います。では

 

チーム

一ヶ月後東京への移住が決まったのでそれに向けて色々な手続きを行う予定だ。約1年間、実家で生活した。手続きはわりに向いているので問題ないけど新しい環境で生きていくのは楽しみ半分、不安半分。住む予定の場所はこれまであまり行ったことのない土地なのでたくさん散歩をして落ち着くところを見つけたい。川とか公園があるといいのだけれど。ひとまず図書館が近くに2つあって安心している。英字新聞をとにかく読むし技術や機械の本を調べたいときに使うから。ほんとうはペットが飼いたかったんだけど、ちょうど良いペット可物件がなかったのと、フリーランスとして自立してまだ半年なので自分をとりあえず食べさせるためにいったん一人暮らしを頑張る。

 

仕事のこと。会社辞めて半年後におもいきって起業してそこからまた半年してなんとか自立できるようになった。トライアルをたくさん受けて10社くらいに登録してもらえたけれど実際に取引があるのは2〜3社。今年の目標は見直しをしっかりやって高い品質を保つ、それと単価を上げられるようにする。東京に移住したら取引先の会社に実際に訪れてみたい。対面して話すのは緊張するけど今後齟齬が起きる可能性を減らすためにやっておいた方がいい気がする。翻訳者の勉強会もあったら頑張って参加したい。業種問わずフリーランス仲間もほしい。できるところからやっていこう

 

服のこと。最近はバレンシアガのトリプルSとビッグシルエットのダメージデニムパンツ、マルジェラのスラッシュデニムが欲しくてずっとネットで見ている。必ず買う。ほしいものがあるのは自分の調子が良い兆候だったりする。自分がほそいのが嫌で比較的シルエットが大きい服を着たりしていたんだけど、最近タイトなタートルネックと細身のフレアパンツにオムプリュスのエアマックス97を履いてみたらとても自分に合っている気がしたのが嬉しかった。もっと変な格好をしたいからいろんな服を試してみたい。自分が自由でいるためにも服は必要。

 

今年は脱完璧主義で生きたい。ぜんぜんしっかりしていないけど一つ一つをしっかりしようとしてしまい苦しくなることがあるから、ふわっとさせといた方がいいこともあるって学んだ。あとは人と積極的に関わりたい。自分の中で人とコミュニケーションすることは傷つくということに同義なんだけど、人と関わることをやめてしまったら山月記みたいに虎となって山に溶け込み人里にもどれなくなる気がする。気のおけるチーム友達をつくって、生存確認としてなんらかのシグナルを不定期に発信しよう。そうすることで一人のたれ死ぬことは避けられると思うから。生きることに目的も価値もないがせめてうつくしいものにしたい。

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mi

去年の7月にメンタルヘルスが悪化して休職申請を出すも受理されず会社を辞めた。そのときのことはよく覚えていないけど次の就職先が決まらないまま退職を決めた気がする。辞めたはいいものの先が見えない不安な気持ちを抱えて日々を過ごしていた。失業手当が減っていくなかいくつか会社を受けたけど会社員として働く自分に全然ピンとこなかった。或る会社は面接時にバンドをしている旨を伝えると担当者からこの仕事にもし就いたら土日も仕事なのでバンドする余裕はなくなるかもしれませんねと言われた。自分の人生は誰にも規定できないはずと思いすぐ辞退。12月に登録してもらえそうな会社が偶然みつかったのでその勢いで開業届をえいやっと新宿の税務署に提出、晴れてフリーランス翻訳者となった。イラストレータをやってる親友が相談にのってくれたのとバンドのみんなが応援してくれたことも後押しにつながった。それが去年のこと。

 

今年。トライアルにいくつか合格し何社か登録してもらえたものの、仕事が全く入ってこなかった。失業手当も底をつき中野のアパートを引き払い5月に岩手へ移住。引っ越してからの生活はというと、家族からサポートを受けている罪悪感と、周りに友達が全くいない環境が毎日ほんとうにくるしかった。図書館に行き英字新聞を読むか翻訳会社の無償トライアルに応募するかの日々で、ただただ時間が過ぎるだけというのは自分を焦燥させ鬱屈させた。社会の役に立ちたいというのは大げさだが、なにかに貢献したい気持ちが自分のどこかにあるのだとここで自覚した。社会とのつながりが必要だった。なんども自死が頭を過ぎった。人生において希死念慮とは一心同体で自分にとってそんなに遠い存在ではないのですっかり慣れてしまったがいま生きていることが奇跡と思う。散歩しているときに出会ったヨソの近所猫、ミー子と遊ぶのが唯一の楽しみだった。おしゃべりで懐っこく、たくさん噛む。雪が降り始めてからなかなか遊べなくなったけど、自分を救ってくれたのがミー子。夏になり大手の翻訳会社のトライアルにたまたま合格。メインの取引先はありますか、とウェブ面接で問われたので恥ずかしながらありませんと答えた。今後は弊社をメインの取引先にしていただけたらと思いますと言ってもらえてそこから今日に至るまで途切れることなく仕事を発注してもらえている。そういうことで今年9月ころようやく経済的に自立。電話や対面を一切しなくていいことや好きな時間に起きて好きな時間に翻訳ができて好きなときに寝っ転がれる今の生活がいまだに現実なのか信じられないがたしかにここにある。

 

自分はこれまで2つの会社を経験し両方で休職して家から出られなくなったりもしたけど友達のおかげで復活できた。1社目の休職のときは朝気づくと包丁を手に持ち自分は自死寸前で、そのとき高橋まつりさんの過労死ニュースをたまたま目にして踏みとどまった。面識もない高橋まつりさんに助けられたことを今でも忘れていない。職場や学校で生き苦しさを感じている人をsnsで見かけたときは、共に生きましょうと心の中でそっとつぶやいている。いまは来春の東京移住に向けて賃貸や家具をネットで見ている。旅立つ前にミー子に挨拶しないと。では