チーム

一ヶ月後東京への移住が決まったのでそれに向けて色々な手続きを行う予定だ。約1年間、実家で生活した。手続きはわりに向いているので問題ないけど新しい環境で生きていくのは楽しみ半分、不安半分。住む予定の場所はこれまであまり行ったことのない土地なのでたくさん散歩をして落ち着くところを見つけたい。川とか公園があるといいのだけれど。ひとまず図書館が近くに2つあって安心している。英字新聞をとにかく読むし技術や機械の本を調べたいときに使うから。ほんとうはペットが飼いたかったんだけど、ちょうど良いペット可物件がなかったのと、フリーランスとして自立してまだ半年なので自分をとりあえず食べさせるためにいったん一人暮らしを頑張る。

 

仕事のこと。会社辞めて半年後におもいきって起業してそこからまた半年してなんとか自立できるようになった。トライアルをたくさん受けて10社くらいに登録してもらえたけれど実際に取引があるのは2〜3社。今年の目標は見直しをしっかりやって高い品質を保つ、それと単価を上げられるようにする。東京に移住したら取引先の会社に実際に訪れてみたい。対面して話すのは緊張するけど今後齟齬が起きる可能性を減らすためにやっておいた方がいい気がする。翻訳者の勉強会もあったら頑張って参加したい。業種問わずフリーランス仲間もほしい。できるところからやっていこう

 

服のこと。最近はバレンシアガのトリプルSとビッグシルエットのダメージデニムパンツ、マルジェラのスラッシュデニムが欲しくてずっとネットで見ている。必ず買う。ほしいものがあるのは自分の調子が良い兆候だったりする。自分がほそいのが嫌で比較的シルエットが大きい服を着たりしていたんだけど、最近タイトなタートルネックと細身のフレアパンツにオムプリュスのエアマックス97を履いてみたらとても自分に合っている気がしたのが嬉しかった。もっと変な格好をしたいからいろんな服を試してみたい。自分が自由でいるためにも服は必要。

 

今年は脱完璧主義で生きたい。ぜんぜんしっかりしていないけど一つ一つをしっかりしようとしてしまい苦しくなることがあるから、ふわっとさせといた方がいいこともあるって学んだ。あとは人と積極的に関わりたい。自分の中で人とコミュニケーションすることは傷つくということに同義なんだけど、人と関わることをやめてしまったら山月記みたいに虎となって山に溶け込み人里にもどれなくなる気がする。気のおけるチーム友達をつくって、生存確認としてなんらかのシグナルを不定期に発信しよう。そうすることで一人のたれ死ぬことは避けられると思うから。生きることに目的も価値もないがせめてうつくしいものにしたい。

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mi

去年の7月にメンタルヘルスが悪化して休職申請を出すも受理されず会社を辞めた。そのときのことはよく覚えていないけど次の就職先が決まらないまま退職を決めた気がする。辞めたはいいものの先が見えない不安な気持ちを抱えて日々を過ごしていた。失業手当が減っていくなかいくつか会社を受けたけど会社員として働く自分に全然ピンとこなかった。或る会社は面接時にバンドをしている旨を伝えると担当者からこの仕事にもし就いたら土日も仕事なのでバンドする余裕はなくなるかもしれませんねと言われた。自分の人生は誰にも規定できないはずと思いすぐ辞退。12月に登録してもらえそうな会社が偶然みつかったのでその勢いで開業届をえいやっと新宿の税務署に提出、晴れてフリーランス翻訳者となった。イラストレータをやってる親友が相談にのってくれたのとバンドのみんなが応援してくれたことも後押しにつながった。それが去年のこと。

 

今年。トライアルにいくつか合格し何社か登録してもらえたものの、仕事が全く入ってこなかった。失業手当も底をつき中野のアパートを引き払い5月に岩手へ移住。引っ越してからの生活はというと、家族からサポートを受けている罪悪感と、周りに友達が全くいない環境が毎日ほんとうにくるしかった。図書館に行き英字新聞を読むか翻訳会社の無償トライアルに応募するかの日々で、ただただ時間が過ぎるだけというのは自分を焦燥させ鬱屈させた。社会の役に立ちたいというのは大げさだが、なにかに貢献したい気持ちが自分のどこかにあるのだとここで自覚した。社会とのつながりが必要だった。なんども自死が頭を過ぎった。人生において希死念慮とは一心同体で自分にとってそんなに遠い存在ではないのですっかり慣れてしまったがいま生きていることが奇跡と思う。散歩しているときに出会ったヨソの近所猫、ミー子と遊ぶのが唯一の楽しみだった。おしゃべりで懐っこく、たくさん噛む。雪が降り始めてからなかなか遊べなくなったけど、自分を救ってくれたのがミー子。夏になり大手の翻訳会社のトライアルにたまたま合格。メインの取引先はありますか、とウェブ面接で問われたので恥ずかしながらありませんと答えた。今後は弊社をメインの取引先にしていただけたらと思いますと言ってもらえてそこから今日に至るまで途切れることなく仕事を発注してもらえている。そういうことで今年9月ころようやく経済的に自立。電話や対面を一切しなくていいことや好きな時間に起きて好きな時間に翻訳ができて好きなときに寝っ転がれる今の生活がいまだに現実なのか信じられないがたしかにここにある。

 

自分はこれまで2つの会社を経験し両方で休職して家から出られなくなったりもしたけど友達のおかげで復活できた。1社目の休職のときは朝気づくと包丁を手に持ち自分は自死寸前で、そのとき高橋まつりさんの過労死ニュースをたまたま目にして踏みとどまった。面識もない高橋まつりさんに助けられたことを今でも忘れていない。職場や学校で生き苦しさを感じている人をsnsで見かけたときは、共に生きましょうと心の中でそっとつぶやいている。いまは来春の東京移住に向けて賃貸や家具をネットで見ている。旅立つ前にミー子に挨拶しないと。では

機嫌

自分の機嫌をとることなんて単純なもので、コーヒー屋で一服するとか電車にのって映画館にいくとかそういうことでいいんだと気付いた。いまだに休日というと絶対に充実しなきゃとか何かしないとという気持ちになっているけれどぐうたらすることも大事だと思った。わかってはいるんだけど、休日でもせかせかしてしまうのをなんとかしたい。

 

友達が一人もいない場所に越してきて半年経つけど、孤独に負けそうになる。気の置ける人をつくるのってむつかしい。寂しい気持ちに負けないように仕事や作曲に没頭したい。

 

フミン

この時期は自律神経が乱れる。以前書いたブログを読み返したらHOKAが欲しいと繰り返し書いてあったが、自分が先日購入したのはギャルソンオムプリュスとナイキエアマックス97のコラボ。自分は信用できない存在だと思う。買って数日経ついまも履くのがなかなかもったいなくて部屋の一番目に付くところに置いてときどき眺めてはエネルギーをもらっている。いまはそうやって楽しんでいる時期。

スニーカーを買う前は、銀座ドーバーでブラックコムデギャルソンの22AWで買いそびれたワンピースを購入。その時接客してくれた店員さんが履いてたのがエアマックス97でその影響で後日同じものを購入した。インスタで目をつけていた高円寺黒ベンツの破壊スウェットも購入。加えていい感じのソックスもネットで購入。会社辞めたのが去年の7月でそれから思う存分買い物できなかったのがフリーランスになって収入が増えたのでここにきて爆発した。年末年始に大きいイベント出演も決まったからそのステージ衣装に、という気持ちもある。ワンピースに関しては1年以上想い続けていたので買うことができてよかった。

ここのところおちこんだら祖父祖母のお墓まで会いに行っている。たまたま実家で暮らしているタイミングだったので自転車でいけるのがありがたい。ちいさいころからお墓まいりで手を合わせているときは自分が叶えたいことを願っているのだが他のひとはどうなんだろう。自分がへんなのかもしれない。だけど祖父も祖母も自分のことを愛してくれたし自分も大好きだったから願い事のひとつやふたつ簡単に叶えてくれそうだ。

インターネット・ラヴ!

昼夜問わず働いている、1月から7月までなんにもなかったのに。改めて開業してよかったと思う。好きなときに寝っ転がれるし、電話はかかってこないし、ブルシットジョブにあたる雑務を一切しなくていいから。いま自分に仕事があるのは文字通り運が良いからなんだけど、ありがたいと思って享受している。それといまのところメンタルヘルスを維持できているから、生活のサイクルはわりとコントロールできているとおもう。

ひとまず稼げるようにはなったがついついネットで欲しい服や靴を気づいたら眺めている。ラフシモンズ のパンツとマルジェラのコート、HOKAの厚底ソールスニーカーがどうしても欲しい。まとまった収入はまだ先なので9月はとにかく節約しないと...と思ったけど、じぶんのブログを振り返ってみるとどうも金のことばかり執着・心配している。貧乏性というかなんとも情けない。これで豊かな人生と言えるのだろうか?自分のこういった性格を要約すると「取り越し苦労」と言えそうだ。どんと腰を据えて構えるくらいの生き方がしてみたい。

最近見た映画バービーとそれに関する諸々の批評、それと最近読んだトランスジェンダー入門について、時間が経った今でも自分の頭のなかをぐるぐると回っている。マンスプレイニングやマイクロアグレッションを行わないというのは考えるまでもなくコミュニケーションの基本だ。ジェンダーフェミニズムについて学ぶことはたまに苦しいときもあるけれど、とても楽しくやめられない。

言うのも憚られるほどありきたりなクリシェ

8月に入り仕事をもらえることが急に増えた。単純なもんで自分のメンタルヘルスが前より安定しているのを感じる。自分がもつ不安の一部はここからきていたのだ。今の環境にあぐらをかくことなくひとつひとつ丁寧にこなしていきたい。できたらお金を貯めてできるだけ早く東京に生活拠点を移したい。ただ夏とか家にずっといることになるからクーラーの電気代とかが心配。稼ぎを安定させないと。

 

気がついたらもう8月の半ばで、もうしばらくしたら秋だ。秋といえば服装が楽しい季節。ほしいものがたくさんある。ワンピースにくつにフレアパンツにアクセサリーもほしい。買いたい気持ちが強く高円寺の古着屋に問い合わせまでしてしまった。また来年はサロモンとmm6のコラボスニーカーの発売が控えている。そういったものごとを考えることによってストレスな人生をサバイブしていきたい。そして来月はレコーディングもあるし、さらなる飛躍をめざしたい。それと最近はというと、音楽活動におけるsnsに対する考え方が変化してきて、変に力を入れることがなくなった。要は曲を作り、ライブハウスで演奏をすることに集中しさえすれば自ずと良い方向に向かっていくのではないかということ。あとは曲作りに関して、生成されていく過程を楽しみいま出来るベストを残せれば、そこまで完璧にこだわる必要はないということ。こうして自分の言葉で文章として整理してみると、なんて当然のことなんだろうと思うが自分のなかでは重要というかmake a differenceなことで、こういう風に考えられるようになったということが自分にとって非常に貴重だ。

Keen

昨日はオーストラリアのLate November来日公演で、サポートアクトとして出演した。

ボーカルのAlexはとにかく話好きでずうっとひたすらしゃべっている。しかも話の内容が全部面白いという魅力の塊、太陽みたいな人間で身長が190cm近くあって長髪クセ毛なので、めちゃめちゃ目立っていた。遠くから見ても一瞬でわかるねと伝えると、笑っていた。

実はこの日物販で必ず言うと決めていたジョークがあったのだが会話の展開が想定していたものと違ったため、言うタイミングを見流してしまいしょげていた。ということでAlexに「絶対言うと決めていたジョークがあるんだが聴いてくれるか」と言ってどきどきしながら披露した。

すると彼はAh, It's funnyと言って笑っていたので、胸をなでおろした。お返しに他のジョークを教えてくれた。自分たちがサックスなどを含む8人編成の大所帯バンドであることを念頭に、他の出演バンドを指して「へえそうなんだ。で、あのバンドのメンバーは何人なの?」というやつ。これは大傑作。

その後もビデオ通話で彼女を紹介してくれたり、オージーイングリッシュをいくつか教えてくれたり、Late NovemberのドラムSamがやってるHIP HOPユニットArchesの楽曲を聞かせてくれたり(超ラップうまい)してほんとうに楽しかった。

自分の出番となり感謝の気持ちを1分ほどMCで伝えたのだがリアクションが来て欲しいところでこなかった、というのもLate Novemberの曲名やリリックをその中に潜ませていた。少し無粋だけど後ほどAlexに「気づかなかった?」と尋ねると「もちろん気づいていたしガッツポーズして喜んでたよ!みんな静かに聴いてるしMCの邪魔しちゃいけないと思って空気を読んだんだ」と言っていた。

 

最近読み終わった竹田ダニエル著「世界と私のA to Z」が素晴らしかった。特にセルフケア・セルフラブについて書かれてある第1章が良くって、「セルフケアとは抑圧的なシステムを覆すために自身を癒し、コミュニティで結束するための手段だ」というオードリー・ロードの引用が心に響いた。資本主義的に散財し自分のことだけをするのではなく、生き残りのツールとしてセルフケアをするということが大事だという考えを常に持っていたい。ここ一年特にメンタルヘルスのことを考えていて、それを特に他人と共有するということをしてこなかったが場合によって自分の抱えている問題を人と共有することも大事だと考え始めている。